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上達する条件

このブログを読みに来てくださる方々は、

皆さん「運転が上手くなりたい」と思っている方だと思うのですが、

「上達する条件」って、考えたことありますか?

 

上達する条件って色々あると思うんですが、

今日は僕自身がまさに体感したフレッシュな考え方があるので

それを共有しますね。


この週末、広場練習会に行ってきました。

 

広場練習会っていうのは、駐車場などのだだっ広い場所を占有で借用して、

そこにパイロンを並べて車を走らせる形式の練習会です。

 

サーキット走行と違ってコースオフしてグラベルに飛び出たり、

最悪壁に刺さったり、、、なんていうことがないため、

より思い切っていろいろな走り方を試せるというのが広場練習会です。

 

 

本題に入る前に余談なのですが、

この広場練習会って、僕、実はあまり好きじゃないんです。

なぜかって、「車をきちんと温める時間が無いから」です。

 

広場練習会って、サーキットのように連続走行するわけではないんですね。

1周数十秒のレイアウトを、エントリーした人で一人ずつ順番に走るので、

ちょっと走って待機、ちょっと走って待機・・・のくり返し。

 

この走行パターンだと、タイヤもブレーキも温まらないので

なかなか全開で走れない。

特にブレーキなんかは冷えた状態からいきなりフルブレーキングしたりすれば

歪んでジャダーが出たり、最悪大きなクラックが入ることも考えられます。

 

ブレーキのサイズが小さいと熱も入りやすいのですが、

僕は愛車のブレーキを強化していて、熱容量がたっぷりある代わりに

キチンと温めないと温度が上がってこないんです。

 

余談はここまでで、

そんなあまり好きではない練習会に敢えて行ってきたよ

というのが今日の話の導入です。

わざわざ行った理由はドリフトの練習

 

正直に白状しておくと、

僕ドリフトってちゃんとやったことが無くて、まだ出来ないんです。

 

ちゃんとやったことがなかった理由はコストで、

ドリフトってやっぱりタイヤを消耗品のようにガンガン使わないと上達しないじゃないですか。

 

僕の場合は愛車を作り込んでいくことにコストを投じていたので、

タイヤへの投資は本命のグリップ走行に注いでいました。

 

当然、グリップ走行の中でもリヤタイヤは滑りますし、

出来たほうが良いのは分かっていたのですが、

それでも敢えて手を出してこなかったわけです。

 

 

ただ最近は「ようやく」というか、愛車の仕様変更も収束し、

あとはメンテナンスだという感じになってきたので

ここらでSHIFT UP(つまり教える立場)のことも考えて、

ドライビングの幅を広げに行こうと考えてドリフトの練習をいよいよしてみることに決めたんですね。

 

タイヤはお仲間に教えてもらって、KENDA KAISER KR20をチョイス。

これが減りにくく、練習用として定番だそうです。

知らないことは教わるのが最短ですね。

 


そしてここからが今日のブログで言いたいことなのですが、

結論を言います。

 

自分の実力に合った環境と、適切なレクチャーがあるのとないのとでは、

上達スピードが全然違うです。

 

 

ドリフトの練習は最初、「定常円旋回」だそうです。

一本のパイロンを中心にして、テールスライドを維持しながらぐるぐる回るんですね。

 

この練習、どういう手順でやっていくと思います?

 

答えはこうだそうです。

 

①パイロンを置かずに、純粋にまずはテールスライドを維持する。

②パイロンを置いて、その周りをぐるぐる走れるようになる。

③パイロンとの距離(旋回半径)を調整できるようになる。

④8の字で繋げるようになる。

 

上手くなるには手順があるんですね。

 

 

僕がやるべきは、まずは①です。

 

しかし困ったことに、

今回の練習環境は①の練習が出来ずにいきなり②の練習からしなければならない環境だったんですよね。

 

広場練習会と言っても好き放題どこでも走って良いわけではなく、

限られた区画の中で「定常円旋回はここでやれ」と指定されているわけです。

そしてそこにはもうパイロンが置かれちゃっていたんですね。

 

 

定常円旋回練習ゾーンも、自分を含めた何台もの車で順番待ちをしながら使うので、

自分のためだけにパイロンをなしにしてしまうことは出来ません。

 

仕方なく②からやってみたのですが、やはり手順を崩したらダメでした。

 

まだ安定して定常円走行が出来ないのに、

パイロンという目標物があるものだから目線がパイロンにくぎ付けになってしまうんです。

(パイロンを巻き込んだらダメですから、見るしかないのです。)

 

 

本当は①で「車が流れ始める感覚」、「リヤが食い始めてしまう感覚」、

「その時にどうアクセルを入れるとスライドが続くか?」

「どのくらいステアリングを調節したらスライドが続くか?」

という基礎の基礎。これを、何の雑念もなく繰り返し、身に着けるべきなんです。

パイロンの周りを走るというのはその次のステップですから。

 

 

しかし、実際練習した環境においては、最初からその狙いを妨げるパイロンが立っている。。。

 

 

これで練習した結果を書きますと、

何となくパイロンを中心にテールスライドで旋回し続けることは

数回に1回程度、出来るようにはなりました。

 

しかし純粋に定常円旋回状態を作るというスキルが十分に磨けなかったため、

「数回に一度成功」がなかなか「百発百中」に向かっていかないんです。

 

目先の、表面上の「出来ている」だけが身に付いた感じですよね。

僕の練習はそんな感じで正直不完全燃焼に終わったのですが、

そこで思ったんですよね。

 

「この現象って、なにも今回だけの話じゃないなぁ」と。

 

例えばサーキットでグリップの練習をするにも、

ブレーキの操作が正しくできていないのに車の仕様をコロコロ変えて

タイムが何となく短縮されていくけど実は腕が全然身についていないとか。

(そしてそういう場合、ある所からは全くタイムが縮まなくなります。)

 

もっと冴えないケースだと、車のウォーミングアップをきちんと行うことすらできていなくて、

走行枠前半は冷えたタイヤ、冷えたブレーキでガンガン走って"その車の本領ではないタイム"をそうとは気づかずに出し続け、

枠の後半は色々と温まってくるけど、ある部分はもう熱ダレして性能のピークが終わっているなんてことも。

 

ある目標を達成するためにはどんなスキルが必要で、

そのスキルを身に着けるにはどんな環境で、どんなメニューで練習を積むべきなのか。

 

ここが本当に重要なんですよね。

ここが分かっている人というのはやっぱり練習方法や、練習成果の確認方法を間違えることなく、

最短距離でどんどん上達の道を歩んでいきます。

 

ここが分かっていることって、上達の条件だと思いませんか?

僕はこれを、自分自身の経験として体感してきました。

 

 

長くなってきました。そろそろ締めます。

 

アマチュアのモータースポーツは教えてもらわないと

「どうしたら上達するか」って分からないものです。

 

僕も教わったからこそ「定常円旋回の練習フロー」が分かりましたが、

教わらなければ普通に「見たことあるから」っていう理由でパイロンを置いて練習して、

何となくできてきたところで「よしよし、何となくできてきたぞ」と思っていたと思います。

 

皆さんも、上達したいのであれば信頼できる人に教えを求めると良いと思います。

SHIFT UPは「教えて!」と言ってきた人に最適なレクチャーを行えるよう、

日々勉強、考察を重ねています。

 

 

ドリフト"以外"のレクチャー依頼をお待ちしています。(笑)

 

 


以下、余談ですが、、、

 

ドリフトとグリップ、これは別のジャンルと言えば別のジャンルで、

通じるところがあると言えば通じるところもあって、

一言には何とも言いにくいスキルですね。

 

習得すればドライビングの幅は広がるだろうと感じますが、

僕と同じようにドリフト練習のコストはちょっと今は、、、と思う人は

必ずしもドリフトが出来なくてもまずはグリップに集中していけば十分かなぁと感じました。

 

「いやいや、グリップだってリヤが出たらどうすんの!?」

と人によっては言うと思いますが、

リヤが出かかるところをコントロールする技術ってドリフトの練習じゃなくてウェット走行でも結構養えますしね。

 

今日は以上です。

 

 

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