先のブログに続いて、ここからは"アドバンスド講習"のレポートをお送りします。
アドバンスド講習のレポートは受講生のカルテも兼ねて、
個別にレポート記事を投稿することにしているのですが、
まずは全体レポートをお届けします。
アドバンスド講習は、有料のマンツーマンレッスンです。
スパイシー走行会にエントリーして走行する方を対象とした講習で、
僕が受講者さんの運転する車の助手席に1枠同乗し、マンツーマンでレッスンを行います。
スパイシー走行会の公認を受けて不定期開催で提供させていただいています。(開催予告はHPで確認できます。)
受講料は1コマ3000円(約30分~)です。
そのざっくりの流れは初回開催時のブログを見てください。
(長文なので、後回し推奨です。)
1分半くらいのプロモーションムービーがYoutubeにありますので、
雰囲気はこれで見て頂けると良いと思います。
そんなアドバンスド講習ですが、今回は3名の方に受講頂きました。
・ムスタングにお乗りのK様(2枠目で受講)
・S660にお乗りのF様(3枠目で受講)
・ローバーMGFにお乗りのI様(オフィシャル枠で受講※)
あいにくの雨にも関わらず、真剣に走ろうという姿勢には僕も刺激を受けます!
なおK様とF様は通常のレッスンで、ご自身の運転+僕が助手席に乗るという形でレッスンしました。
I様は車に助手席がない(!)ということで、
通常メニューにないのですが、僕の愛車+僕の運転で助手席同乗体験方式としました。
(想像以上にレッスン効果が出たため、次回以降も知っている人限定の裏メニューとして、助手席同乗体験をマンツーマンレッスンとして継続提供しようと思います。)
K様は初めての受講で、美浜サーキットも初めてだということで走行ラインの講習を受けられました。
#初受講ありがとうございます!
美浜サーキットはきちんと研究しないと結構走りにくいサーキットです。
オーソドックスな基本ラインを知り、自分の車に合わせてアレンジしていくことで気持ち良く走れるようになっていきます。
K様はアクセル操作をどうしても焦って早開けする傾向にあって、
特にフェニックスコーナーで強いアンダーステアで車が完全に外を向いて走っていました。
クルマの向きが変わるまで辛抱強く我慢して、それからアクセルを開けるように走ったほうが結果的にストレートが伸びます。
「フェニックスの走り方を意識して、楽しく走れるようになった」
とコメントを頂きました。
講習は"速さ"を手に入れるわけではなく、
本質的で純粋な"上手な走り方"を学んでいただきますので、
こんなコメントは良く寄せられます。
どんな車でも、どんなタイムで走っていても、楽しく、気持ち良いことが大事ですよね。
#ちなみにラップタイムもきちんと1.4秒程度短縮されていました!
K様は豪雨の最終枠まできちんと走っていましたが、
最終枠の直前で空気圧について助言させていただいたところ、
一番雨が強かった最終枠でさらにラップタイムを詰めてとても喜んでいらっしゃいました。
モータースポーツってドライビングの腕だけではなく、
クルマをセットする部分も重要な腕なんですよね。
どれだけ優れたドライバーでも、
クルマが決まっていなければ車がドライバーの足を引っ張ります。
クルマが自分の意図通りに走っているかどうか?
クルマに自分の意図通りの動きをしてもらうためには何が必要か?
というところも、奥深くて面白いところです。
今後の走行にも寄与していく経験だったのではないかと思います。
F様は5/22に続くリピート受講で、今回はウェットコンディションも活用してステアリング操作について講習を受けられました。
「せっかく雨が降っているので、雨の走り方を」と希望されたのですが、
F様の走りは前回拝見している&長文のカルテも残っているため、
より汎用性があり、コンディションも生かせるメニューを僕から提案しました。
#リピート受講の場合は僕が前回のカルテを読み返して、
#今その人にとって最もドライビングの味を深める部分をチョイスして提供します。
お隣にいらっしゃったお友達の方にもレッスンをおすそ分け。
マンツーマンレッスンはあくまで僕が運転を生で見て矯正していくという部分がメインコンテンツなので、
コースイン前のディスカッションは一緒に聴いていただいても大丈夫です。
#これ良いじゃん!と思ったら次回は是非レッスンへ!
「ほんの少しのことで操作がやりやすくなるんですね」
というコメントは、ステアリングの持ち方と送り方、
それからドラポジを少し見直したことで生まれたもの。
「手の甲をどの方向に向けるか?」なんてマニアックな話をしました。
雨で低負荷・低車速でもタイヤをスリップさせられるコンディションは、
キチンとマージンを取って走る分にはステアリングの練習にはうってつけです。
反復練習していくことで「カウンターステアって簡単じゃん」と思えるようになっていくと思うので、これから楽しみですね!
練習熱心なF様、個人でも練習されると思うのですが、
是非、十分に注意して走行してくださいね。
I様は僕が過去やっていた講習会(当時は座学のみ)にも参加して下さっていた方です。お久しぶりの受講ありがとうございました。
愛車の助手席を撤去してしまっているI様 は僕の車を教習車にして助手席へご招待。
#助手席にも4点式ハーネスをつけているので結構快適に同乗体験が出来ます。
事前準備していない"裏メニュー"ですが、
「荷重移動について一度お手本を見たい」ということで、
あまり飛ばさずに丁寧に、解説付きで走行をお見せしました。
よくあるプロの同乗体験はガンガン飛ばして「プロってやっぱレベル違うなぁ」と思わせるものですが、僕の同乗体験は丁寧に、落ち着いたペースで一つ一つ解説しながらの走行というコンセプトでお届けです。
「ウォームアップはこうやってやる」
「コース幅をきちんと使うとは」
「ミドル進入とアウト進入でどう違うか」
「きちんとインを締めるとどう違うか」
など、受講生が持ち帰って真似できることを、
横に乗っていて頭が振り回されない程度のペースで実践して見せます。
アトラクションではなくてあくまでレッスンだということを念頭に置いて、
「講師凄かった!」ではなくて「あれを真似しよう!」、「これを自分の運転に取り込もう!」というネタを獲得して欲しい。
運転を見せるのではなくて、運転中の頭の中を見せるような同乗体験です。
結果、I様は直後の走行枠で1秒ラップタイムが詰まり、
「今までの自分の走りは何だったんだ!(笑)」と感激されていました。
「自分の走りと比べて全然無駄な動きがなくて、
クルマを激しく振り回している感覚も無くて・・・全然違った。」
と仰っていました。
#あまり褒められると調子に乗ってしまいます
以上ダイジェストですが、マンツーマンレッスンのレポートでした。
今回受けて下さった皆さんも前回同様、
「自分の運転が変わっていく感触」に手ごたえを感じたことと思います。
個別でもっと詳しく振り返ったものを書きますので、
受講された3名の方および、詳しく覗き見したい方はお楽しみに!
次回は10/2に開催予定です。またよろしくお願いします。
次のブログはムスタングのK様の個別レポートをお届け予定です。
お楽しみに!!
【#余談のコーナー】
F様、I様のお二人については今回リピート受講ということになるのですが、
これは僕にとって本当に嬉しいことで、ありがとうございます。
ちょっとこの、「リピート」「リピーターさん」という点について、
僕の思いを綴らせてください。
アドバンスド講習を3回開催したら見えてきたことがあるんです。
#読み飛ばしても全然大丈夫です
#要らん話をするコーナーです
SHIFT UPのマンツーマンレッスンは今回が開催3回目。
まだまだ立ち上げ直後です。
普通、立ち上げ直後のサービスは売り上げを安定させるために新規のお客さんを集める必要がありますが、
今、僕は、リピーターさんを最も大事に考えています。
僕のサービスって立ち上げ直後なので、まだまだ実績も信用もありません。
"村上"がレッスンやります!と言っても、99%の人は「誰それ?」状態ですよね。
そんな中で唯一、
一度受けて下さったお客様との間にだけは実績と信用があるんです。
僕が今一番大事にすべきものは間違いなくそれだと思っています。
「この人を頼ったら運転が楽しくなった」という信用を繰り返し守り続ける。
積み上げ続ける。
ここを大事にすることが、
どうやらこのサービスを最も成長させ、
長く維持していくことに繋がっていくように思うんです。
なぜそんなことを思うかと言うと、
僕がみなさんの充実の反応を拝見して、
このサービスを「続けたい」と、いよいよ強く思い始めたからです。
そのためには信用と期待の積み上げが必要だと。
皆さん、身近なサービスで続くものと消えるものを思い浮かべた時に、
どんな特性があるでしょうか?
続くものってそのサービスを信用し、期待している固定のお客様がついていますよね。いわゆる"サービスのファン"が居ます。
逆に、一発大当たりしたサービスでも、消えるものはすぐに消えます。
話題性や流行で人を集めたサービスがそうですよね。
#SPICY走行会はまさにファンで回っているイベントです
#初参加者が絶妙に生まれ続けるのも見習いたい
SHIFT UPはその理念を全うするには、続けることが必要です。
1回や2回レッスンして、「はい、もう分かりましたよね?」には絶対にならない。
きちんと店を開け続けて、継続的に良い体験を提供し続け、
その先にふと「あ、分かった。こういうことか。」という衝撃が走る。鳥肌が立つ。
多分、SHIFT UPってそういうサービスなんです。
3回開催したらそんなことが見えてきました。
あんまり熱っぽく書くと、新規で受講してはいけないような風に見えてくる可能性があるので、この辺で辞めておきます(笑)
#ご新規様歓迎
#ご友人様歓迎
こんなことを考えつつ、次回も「SHIFT UPにしか作れない時間」をきちんと作り、
「あえてSHIFT UPのレッスンを選ぶ理由」をきちんと作り続けようと思います。
今日は以上です。

コメントをお書きください
加藤 泰 (日曜日, 15 8月 2021 19:35)
先日は、悪天候の中最後までご指導頂き、ありがとうございました。
ヘビーウエットでのエア圧を上げる件、目から鱗とはこの事かと。
以前はウエットでは低圧で、変形による発熱を促す為に通常より低くしがちでした。
また、パワステのモード切り替えについても、重けりゃスポーツと、短略的にスポーツ固定で
用いておりました。
こちらは、今後いろいろ設定を変えて楽しく実証してみたいと思います。
実はかねがね、足回りなど設定が切り替えれるのは、実用的ではないと考えております。
自分のクルマも、磁力を用いた可変ダンパー、マグネライドの有無が選べましたが、
迷う事なく、レス仕様を選びました。
バネの硬さが変わらず、ダンパーのみ硬くなるのは、Sタイヤ等変えるのであれば、有りかと思いますが、多分ノーマルの脚で、ミシュランタイヤのセッティングを行なっている筈なので、ベストバランスかと。
また、機会がございましたら、ご指導ご指南の程、宜しくお願い申し上げます。
SHIFT UP 村上 (月曜日, 16 8月 2021 22:09)
加藤さん、先日はこちらこそありがとうございました!
ただいま加藤さん宛のブログを鋭意作成中です。
明日~明後日くらいにはアップできる予定ですので、楽しみにしていてくださいね。
タイヤ空気圧はとても奥が深く面白いですよね。
パワステの話は過去ブログをご覧になられたのでしょうか?ぜひ試してみてください。
タイヤ銘柄によっては重い方がしっくりくることも有りますので、
フラットな目線で車と向き合うと良いと思います。
モードで設定を切り替えられるのは面白いと思うんですが、
それが微妙にしっくりこないとモヤモヤしますよね。
また仰る通りで、ノーマルの車はあくまでノーマルのバランスで最適化されるものですので、
タイヤのグリップを大きく変えてしまったりすると純正の可変ダンパーのままでは合わなくなってしまうんですよね。
土曜日の参加は難しいとのことでしたが、
また遊びに来ていただける機会をお待ちしています!