12/4のアドバンスド講習の個別レポートをお送りします。
アドバンスド講習は、受講生ひとりひとりに対して個別にレポートを書いて提供します。
この個別レポートで振り返りができたり、次回走るときに再度思い出せたりするようになっています。
ご自身のカテゴリを遡って成長履歴を見るもよし、
次回の走行の作戦建てに使うも良しです。どうぞお楽しみください!
今回のレポートはO様。車はMR2(SW20)です。
初のSHIFT UPレッスン受講ありがとうございます!
Oさんはサーキット走行を始めて1年程度、1~2か月に1回程度走っているという経験値。
自己評価は初心者(まだスポーツ走行に不慣れ)とのこと。
美浜の自己ベストはDL DIREZZA ZIII(Fr. 215/40R17, Rr. 235/40R17)で55秒だということです。
(> ▽ <)
ちなみに愛車のMR2は「リトラクタブルライトの車」を求めて購入されたようです!
①レッスン要約
着目① リズム良く走る
Oさんはまだまだスポーツ走行に慣れることが出来ておらず、
走りが全体的にギクシャクした印象。
速く走ろうとするよりも、まずは
"リズム良く走らせる"
ということを意識したほうが良さそうな印象でした。
リズム良くというのは、簡単なようで難しい話。
ブレーキ、ステア、アクセルをブツ切れにせず、
繋がりを継ぎ目なく行いたいのですが、
Oさんの場合はまだブレーキングの操作に余裕が足らなくて、
ステアリングから先が滑らかに繋がっていませんでした。
ここでまずアドバイスしたのは、「ギヤを3速に固定しましょう」
という内容。
美浜サーキットは1コーナーとBSEは3速から2速に落としながらブレーキングを行うコーナーなのですが、
最初のうちは「強いブレーキングを行ってステアリングに繋げる」
というだけでも慣れないのに、そこにシフトダウンまで乗ってくると一気に難しくなるのです。
ましてや、Oさんの場合は慣れないヒール&トゥにまで挑戦していましたから、
ゲームで言うと始めた直後に中ボスに戦いを挑むようなもの。
まずは序盤の課題を着実に潰した方が、結果的に早く先に進めます。
出来ないことは一気に身に付けようとするのではなくて、
分解して一つずつ。
シフトダウンとヒール&トゥをやめてみると浮かび上がってくるのが、
それらがなくてもブレーキ、ステア、アクセルのリズムが良くないということ。
これに気づけたのは前進です。
#この状態のまま練習しても、なかなか次のステップにはいけない
まずは簡単な操作から、意識しなければ出来ないことを"半無意識"にでも
出来るようにしていきましょう!
着目② 練習の推奨順序を考えてみた
着目①の延長になるのですが、
現状のOさんの走りを踏まえ、どんな順序で練習するとステップアップで競うかを考えてみました。
①ブレーキングを安定させる
②低い車速でコーナーに進入し、
早めにアクセルを開けて立ち上がることが出来るようになる
③コーナーを一定の車速で曲がり、横Gに慣れる
④ブレーキングとステアリングの連動
⑤ブレーキング中にシフトダウンを織り交ぜる
⑥シフトダウンでヒール&トゥする
こんな感じです。
まずは①ブレーキングを安定させる
コーナーへのアプローチで重要なのは何と言ってもブレーキング。
ブレーキングが上手く行かないとそこから先全てが上手く行きません。
Oさんはブレーキがきちんと踏めていないですから、
まずはステアリングを真っすぐにして、
"車速を一気に落とす"感覚を身に付けると良いと思います。
上手くできていない理由は、シフトダウンとヒール&トゥに意識を持って行かれているからですね。
それらを一度ナシにして、ブレーキングだけを純粋に練習してみましょう。
それが出来たら強いブレーキングからコーナリングに繋げたいのですが、
「スピンする恐怖感」と仰っていたところが影響しているのか、
高い旋回車速にもどうやら恐怖感がありそうです。
自分の車がどこまで曲がってくれて、どこで破綻するのか。
これを知れば恐怖感を少しずつ捨てていくことが出来ます。
よって
②低い車速でコーナーに進入し、
早めにアクセルを開けて立ち上がることが出来るようになる
③コーナーを一定の車速で曲がり、横Gに慣れる
です。
Oさんが克服すべきコーナーの恐怖感は2つで、
車速の高さによる怖さと、曲がりながら加速して横Gが増す・リヤが滑るという怖さだと思います。
車速が低いところから練習すれば恐怖感も小さいですから、
まずは低い車速で曲がり始めて、旋回中に加速するという練習をひたすら行います。
20km/hからとか、30km/hからとか、とにかく低い車速から。
出来たら少しずつ車速を上げていきます。
それが怖くなくなったら、次は例えばコーナーの入り口から出口までをずっと40km/hで走るなど、高い横Gがかかり続けることに体を慣らしていきます。
そういう練習をしているうちに
横Gというものや、リヤが滑るということへの対処に慣れていきますから、
そこで④ブレーキングとステアリングの連動です。
強い減速状態から、旋回状態に滑らかに移していくという練習をします。
この時点でまた少し怖さがあるかもしれませんが、
③までの練習で耐性がつくため思い切った操作がすぐに出来るようになると思います。
ここまで来たらシフトダウンやヒール&トゥですね。
そこに行きつくまでは、これらのテクニックは一般道で信号で停止するときに
ひたすら意識して練習して温めておきましょう。
以上、Oさんへのレッスンレポートでした。
この日はアドバンスドBがお休みだったのですが、
どうしても何か掴んでほしくて、当日自分がタイムアタックする前のウォームアップ走行だけサービスで同乗して頂きました。
「止める、曲げる、加速する」のリズムがどんな感じか、
少しでも参考になっていれば嬉しいです。
Oさんに贈りたい言葉は
「スポーツ走行の練習は真剣ながらもとても楽しい遊び」なのだということ。
成長のペースの速さに偉い・偉くないはありません。
自分の車と二人三脚で、楽しく練習してみましょう!
また今後も是非遊びに来てくださいね!
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以上です。

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