5/14のアドバンスド講習の個別レポートをお送りします。
アドバンスド講習は、受講生ひとりひとりに対して個別に
講習メモ(SHIFT UPカルテ)を提供します。
この個別レポートで振り返りができたり、次回走るときに再度思い出せたりするようになっています。
ご自身のカテゴリを遡って成長履歴を見るもよし、
次回の走行の作戦建てに使うも良しです。
どうぞお楽しみください!
今回の受講生さん(目次)
★新規
・BRZ(ZD8)/O様(アドバンスドA)
・S660/Y様(アドバンスドA)
・アバルト595/O様(アドバンスドA)
・S660/H様(アドバンスドA)
★リピート
・86(ZN6)/H様(アドバンスドA)過去レポート
・S660/F様(アドバンスドA) 過去レポート
AMのトップバッターはS660のFさん。
Fさんは1年前の5月に初めてレッスンを受けてくださり、
継続的に受講を重ねて今回で8回目。
Yさんは自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると
真ん中の「中級者」レベルとなり、
1年前に52.8秒だった美浜のラップタイムは1年で49.66まで短縮されました。
ノーマルに近いS660で50秒を切るというのはそう簡単ではないと思います。
スポーツドライビングの世界には「速い人」と「上手い人」というのがありますが、
美浜サーキットに関して言えばFさんの走りは確実に「上手い人」に向かっており、好ラップタイムが自然についてきています。
段々教えることがなくなってきたと感じさせてくれるFさんの走りですが、
美浜サーキットでの練習も継続しつつ、少し他のサーキットを走るという練習を採り入れると良いと思います。
美浜サーキット以外のコースレイアウトを走ることで引出しも増えると思うんですよね。
例えばスパ西浦や鈴鹿ツインのようにコーナリング速度が少し高いコースなど体験されてはいかがかと思います。
また話しましょう!
続いてBRZのO様。
Oさんは今回初の受講です。
Oさんも自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると
下から2番目の「初心者+」レベル。
今まではVABでサーキットを楽しまれていたとのことですが、
今回このBRZで、FRの車を使っての初めてのサーキット走行だったそうです。
FR車のドライビングは4WDと何が違う?
というところを導入させていただきました!
Oさんはコースインでのホワイトラインカットを見つけてしまったため、
爽やかに注意させていただきました。(笑)
コースインから意識を高めてきちんと行うことで、
ウォームアップから気分が変わると思います。
そうすると10分の枠がより真剣なものになり、味わいも深くなりますよ!
肝心の走りについては、初のFRにとても戸惑われたようです。
FR車はタイヤのグリップ限界を跨ぐように走ることが醍醐味であり、
それは速さにもつながります。
2枠目では少しコツを掴んだように見えますが、まだまだ新しい車。
これからですね!
次回以降で、アドバンスドBを受講して頂くとリヤを弱スライドさせてコーナーを走るというイメージを体感して頂けると思います。
またお待ちしています!
AMの最後は86のHさん。
Hさんは12月、2月、3月、4月に続けて今回5回目のリピート受講です。
Hさんは自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると
下から2番目の「初心者+」レベル。
美浜の自己ベストタイムは49.9秒。
Hさんは毎回、コースイン前レッスンの時にHさんの方から
今の課題と今日やりたいことをお話ししてくださいます。
今回は1コーナー、1ヘアで旋回姿勢の予備動作について取り組みました。
1ヘア進入についてはとても楽に走れるようになっていますね。
今回はレッスン中のラップタイムが前回よりも少し劣りましたが、
2乗で重くなっている分、タイヤの性能低下や気温・湿度によるパワーダウンによる影響が随分出ている感じがします。
目先のタイムに捕らわれず、安心して練習していくと良いと思います!
ただ、フェニックス進入で少し加速を欲張りすぎている雰囲気が今回もありました。
旋回直前に加速させるということはフロントから荷重が抜けて曲がりにくくなるということですので、
あの区間で何を最重要視すべきかは考える余地がありそうですね。
午後は午前に対して随分速くなっていましたので、
何かブレイクスルーがあったのか、また聴かせて頂きたいところです!
またお待ちしています!
続いてS660のY様。
Yさんはこの後紹介するHさんとお二人、
この日が初めてのSHIFT UPレッスンご受講です。
ありがとうございます!
Yさんは自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると
真ん中の「中級者」レベル。
美浜の自己ベストタイムは47.493秒。
チューニングで115psを発生するエンジン、
タイヤはYH ADVAN A052をご使用です。
この日は2速ギヤが使えない状態でしたが、
3速と4速でレッスンに参加頂きました。
それで2乗で50.4秒を叩き出しますから、驚きの車です!
Yさんの走りをこの日始めて見せて頂きましたが、
Yさんはターンインのステアリングに伸び代がある様子でした。
周回したときに操作が一定でなく、じわっと切ったり急いで切ったりと
規則なくばらついているんです。
年間30回サーキット走行するというのはなかなか出来ることではないですから、それだけで最高のアドバンテージだと思います。
その30回の練習一つ一つでよりシビアに操作の精度を追求していくと、
1年後はどこまで行けてしまうのか・・・と妄想も膨らみますね。
今回は2速が封じられていた分、
シフトダウン→ターンインの操作に少し余裕があったと思います。
すなわちシフトの手数が減る分、ある意味ステアリング操作は難易度が下がった状態であると言えます。
なので、ミッションが全快となったらぜひまた走りを拝見させていただきたいなぁと思っています。
是非、次回以降もまた遊びに来て下さいね!
続いてアバルト595のO様。
Oさんもこの日が初めてのSHIFT UPレッスンご受講。
ありがとうございます!
Oさんは自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると
下から2番目の「初心者+」レベル。
美浜の自己ベストタイムはこの日の午前に出した53.6秒。
タイヤはBS POTENZA RE-71RSをご使用です。
コースイン前に話したように、71RSはずっとアタックしていないとクーリングでタイヤカスをかなり拾いますのでちょっと初心者の方の練習には向かないかもしれませんね。
OさんはまだDレンジで車に変速を任せて走行する初心者の方ですから、
周回時にグリップレベルが落ちていかないタイヤの方が練習は捗ると思います。
タイムは71RSよりも劣りますが、初心者の方は大抵走行枠の終盤にベストタイムが出ます。
71RSのようなタイヤだと、クーリングを挟みながらの走行枠の後半はタイヤカスを拾ってしまって本来の性能は出なくなります。
どの道本来の性能が出ないのであれば、
最初から最後まで均等な性能で走行出来るタイヤの方が良いのかなと思いますね。
今回ははるばる遠方からありがとうございました!
また遊びに来ていただいた際は是非レベルアップ後の走りも拝見させてください!
この日の最後はS660のH様。
Hさんは前述のYさんのご友人。
Yさんは自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると
一番上の「上級者」レベル。
サーキット走行歴30年くらい!とのことでした。
ただ、Hさんはご自身で「我流」なところに課題を感じているようで、
今回レッスンを受けようと考えられたとのことです。
カルテの最後に書きましたが、
Hさんのドライビングはブレーキングが弱すぎるようです。
Hさんは自己評価が上級者ということだったのでデータロガーでデータを取ったのですが、
例えば同じS660のFさんだと1コーナーの減速度は約1.0G、
Yさんだと0.9Gくらいで車を減速させています。
一方でHさんはというと0.6Gくらいです。
これだとやはり制動距離が長く、
そこで結構車の性能を持て余していると思うんですよね。
30年の経験から自身を上級者と自己評価するHさんにとって、
ここを今回抽出したのは素晴らしい転機だと思います。
まさかフルブレーキングがフルブレーキングになっていないとは自分で自覚は無いでしょうから、
「レッスンを受けよう」とアクションしたHさんの勝利ですね(^^)
次に機会があればブレーキングで1.0G近く出す練習を一緒にやってみましょうか。
多分、ガラッと変わると思います!
以上、マンツーマンレッスン「アドバンスド講習」を受講された方への
個別フィードバックでした。
質問・感想などがあればコメント欄に記入して頂ければ返信させていただきます。
今回のレッスンが車を操る手応えの向上に繋がると嬉しいです。
次回のレッスンは8月のスパイシー走行会の予定です。
お待ちしています!ありがとうございました!!
(3か月先になってしまうので、何か企画しようかな?と考え中です。)

コメントをお書きください
長谷川 正 (火曜日, 17 5月 2022 23:27)
レポート拝見しました。
ご指摘のあったステアリングワークは現在修正中です。
また、1コーナーのブレーキングが弱くフルブレーキになっていなかったとは、全く気付きませんでした。
是非、次回のレッスンで体得したいと思いますので、よろしくお願いします。
SHIFT UP 村上 (水曜日, 18 5月 2022 12:48)
長谷川さん
こんにちは。コメントありがとうございます。
ステアリングワーク修正、早速試されていますか!応援していますよ。
実は1コーナーだけでなく、全コーナーでブレーキングが弱くなっています。
いきなり詰めると危ないですから、まずはきちんとタイヤロック付近まで使う練習からやってみましょう。
また、長谷川さんのブレーキングがなぜ弱いかについても少し考察がありますので
今度お話ししますね!
H@86 (金曜日, 20 5月 2022 18:29)
いつもアドバイスありがとうございます!
タイヤの限界は薄々感じてましたので
次は何にしようか考え中です(^^)
PS4いいですよね、アドレナリンも悪くないし。。。
SHIFT UP 村上 (金曜日, 20 5月 2022 22:51)
いつもレッスン参加ありがとうございます!
個人的にはPS4Sが最推奨なんですが、今のNS2とコストが違いすぎるのでこの辺が好みに近いのかなと感じました。
ちなみにダンロップのDZ102はグリップを少し上げたいというニーズに対しては候補には入れないほうが良いです。
使ったことがありますが、売り文句に合わずグリップがかなり低いですから(^^;)