· 

12/3 アドバンスド講習レポート

12/3のアドバンスド講習の個別レポートをお送りします。

  

マンツーマンの同乗レッスン"アドバンスド講習"は、受講生ひとりひとりに対して個別に講習メモ(SHIFT UPカルテ)を提供します。

  

この個別レポートで振り返りができたり、

次回走るときに再度思い出せたりするようになっています。

 

ご自身のカテゴリを遡って成長履歴を見るもよし、

次回の走行の作戦建てに使うも良しです。

 

どうぞお楽しみください! 


今回の受講生さん(目次)

 

★新規

・ヴィッツ / T様 (アドバンスドA)

・ZN6 86 / Y様(アドバンスドA)

・ZN8 GR86 / M様(アドバンスドA)

 

★リピート 

・ZN6 86 / A様(アドバンスドA)過去レポート

・ZN6 86 / H様(アドバンスドA)過去レポート

・S660 / F様(アドバンスドB)過去レポート

 


AMのトップバッターはZN6型86のAさん。

 

Aさんは前回10月に受講して下さり、今回その続きで2回目のレッスンです。

 

Aさんは自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると

一番下の「初心者」レベル。サーキット走行を始めてまだ間もない入門ドライバーさんです。  

 

 

受講メモはこちらから(PDFリンク)

 

 

 

Aさんは前回の復習で「強めのブレーキング」というテーマと、

この日座学講習で聴いていただいた「荷重移動を思い描く、感じ取る」という2つのテーマをもって走行。

 

 

前回の自己ベストは56.181秒でしたが、

今日はレッスンを行った朝一の枠から55.904と自己ベストを更新。

 

前回は随分"恐る恐る"走っている感じでしたが、

この日は前回よりも「慣れてきた」ことが見て取れました。

 

 

最終的にラップタイムを54.561秒まで短縮。

順調にスポーツドライビングの技術を伸ばせている感じですね。

 

 

Aさんは「上手くなる」という意欲はしっかりと抱きつつ、それでいて焦りがなく、練習に向き合っているのが良いなと思います。

練習が楽しいと感じるか、苦しいと感じるかは"向き合い方"なんですよね。

 

競技ではなく"自分を楽しませればいい世界"ですから、

焦らず練習を楽しみながら色んな走りが出来るようになっていくと良いですね。

 

 

 

今はまだ「怖い」と仰っているAさんが、「あの人上手いね!」と言われるドライバーになっていくのを、応援しながら楽しみにしています。

 

 

 

またお待ちしています!

 


続いて86のH様。

 

Hさんは7月の番外編レッスン以来のリピート受講です。

自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると

下から2番目の「初心者+」レベル。

 

美浜の自己ベストタイムは49秒台。

 

 

ちなみに僕はHさんは中級者~中級者+くらいのレベルにはあると思っています。

タイムが一見平凡なのはタイヤのサイズと銘柄によるものです。

 

Hさんの運転に横乗りしていると、「86って良いなぁ」と思わされるんですよね。

 

 

  

受講メモはこちらから(PDFリンク)

 

 

Hさんがこの日テーマにしたのはリヤグリップの制御。

FRらしく「アクセルで曲げる」 を行いながらも、テールを必要以上に流さずに綺麗に弱スライドさせる。

 

 

意識を向けて走ると上手く走れるところとそうでないところが浮かび上がってきましたね。

一つ一つのコーナーはどれも少しずつ性格が違って、その性格を理解して自分の操作をアジャストすることで無駄を削いだ走りができるという体験になったと思います。

 

 

加速を欲張ってはいけない「捨て区間」 への意識も今一度取り戻せたのではないかと思います。データロガーを使って「どこまでならアクセルを踏む意義があるのか」を客観的に分析すると答えが見えてきそうですね。

 

 

 

また次回も是非、レッスンをご利用ください!


続いてVitzのT様。今回初の受講です。

 

Tさんは自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると

真ん中の「中級者」レベル。

 

GCインプもお持ちで、その車の場合は46秒台くらいで走行するとのこと。 

コースイン前のテーマは「パワーがない車の走らせ方」でした。

 

 

受講メモはこちらから(PDFリンク)

 

 

僕は「パワーがない車の走らせ方」 っていうのは仕上げ部分だと思うんですね。

 

パワーがあるからV字ターンとか、パワーが無いから大きなRでボトムスピードを高めるとか、そういう"通説"はありますが、

それっていわゆる「型破り」の領域だと思うんですよね。

 

 

「型破り」には手順があって、①まず型にはめる②型を破るです。

型にはめる前にいきなり外しに行くのは「型無し」で、

それで行くと型にはめたほうが全然速かったなんてこともあります。

 

 

 

基本はコースレイアウトに合わせた走りを丁寧に行うところから。

スムーズに走れるライン取りを一つ定め、きちんと減速し、きちんと曲げて、適切なタイミングでアクセルを開けていく。

これが「型にはめる」です。

 

 

それがきちんと安定してから走行ラインを「ボトムスピード重視」や、「エンジン回転が落ちないライン」など、変えていく。

 

それで初めて「意味がある型破り」なのか「意味のない裏目」なのかの判断がつくんですよね。

 

 

 

Tさんと交わしたとても良い会話が「手っ取り早く、賢く速くなる方法はない」という話。

 

役立つ情報が溢れている世の中で、人は誰も「知識で楽が出来るんじゃないか」と期待してしまうもの。しかし、現実は"おいしい話"ってないんですよね。

 

 

確かに「小技」と呼ばれるものはあるのですが、小技は小技。

地道にトレーニングをしているアスリートの技術は小技の集合体とは質が違います。

 

SHIFT UPは小技を教えて盛り上がるレッスンではなくて、

きちんとした技術をつけて行くことを理念にしています。

 

受講生を蘊蓄屋さんではなくて、アスリートにしたいのです。

 

 

レッスン後のTさんの表情や声色はとてもステキでした!

結果は必ずついてきます。またお待ちしています!


この日4番手。S660のF様。

 

Fさんは 今回で受講10回目のSHIFT UPのVIPドライバーです。

今回はご自身の車の同乗ではなく、講師車両に横乗りして頂く「解説付き同乗(アドバンスドB)」を受講頂きました。

 

Fさんは自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると

真ん中の「中級者」レベル。

 

 

S660に機械式LSDを投入したということで、

機械式LSDの差動原理と挙動の解説を行いました。

 

 

受講メモはこちらから(PDFリンク)

 

 

同乗中、ちょっと大げさに挙動を出そうとしたら、

何年かぶりにスピンを喫しました・・・(苦笑)

 

せっかくの教材なので分解しておくと、

「横Gが載っている状態でアクセルを踏むと、オープンデフではイン側のタイヤが空転して力を逃がす。LSDが入っていると力が逃げず、タイヤが地面を蹴ろうとする。

過剰に蹴ろうとすればグリップ限界を迎え、駆動輪は横に滑る」ですね。

 

 

FWDならアンダーステア、RWDならオーバーステアです。

 

自分が悪いお手本としてお見せしたスピンは「タイヤが冷えていた」という要素もあるため、タイヤのウォームアップの重要性だったり、タイヤが持っているウォームアップの速さ/遅さという特性も頭に入れておくと良いと思います。

 

 

 

LSDはアクセルの踏み方に応じて様々な特性を示す面白い機構です。

受講メモにその一部を描いておきましたが、様々なアクセルワークを身に付けるとその分引出しも増えますから、今まで以上に「自分がアクセルをどのように開き、どのように閉じているのか」を意識すると良いですね。

 

 

丁度一年前のレッスンでは「どんな"調整"もベースは運転の精度である」とレポートに残しています。

機械式LSDを使いこなすにも、ここがやっぱり大切ですからアクセルワークの精度を追求していきましょう。

 

 

その他、車両の不具合と"寄り道"についての見解交換も行いました。

車は走るばかりではなくて「作り込む」という面白さもあって、話が尽きませんね。

 

またお待ちしています!


続いてこの日の5番手。綺麗なグリーンの86で受講して下さったのはY様。

 

Yさんは今回が初受講。

この日がサーキット走行3回目の入門ドライバーさんです。

自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると一番下の「初心者」レベルです。

 

サーキット走行を始めた動機から聴かせて頂き、

簡単に当日までの走行履歴を伺ってレッスンスタート。

 

美浜サーキットはこの日が初ということで推奨ラインを説明するにとどめ、まずは運転のトータルチェックを実施しました。

  

 

 

受講メモはこちらから(PDFリンク)

 

 

あれこれとアドバイスを送りながら一枠横に乗せて頂いて、

感想を伺うと「自分のライン取りへの意識が低かったことが分かった」とのこと。

仰る通り、ライン取りってとても緻密なものです。

 

インに寄せているつもり、アウトまで使い切っているつもりでも、

走り込んでいる人から見たら「余っている」ということは珍しくありません。そこにいつ気付くかでそこからの成長曲線が決まります。

 

 

かく言う僕も、「村上さんの運転はコース幅が使い切れてないよね」と言われてから運転への意識が大きく変わってぐんと伸びた経験を持っています。

 

 

「鈴鹿サーキットのヘアピンコーナー周辺」の中にコースがすっぽり収まってしまうくらいに小さくてタイトな美浜サーキット、

ライン取りの意識が甘いとただでさえ狭いコースがより狭くなってしまいます。

 

 

「コース幅をきちんと使って走る」ことで走りやすさが随分と変わるという経験が出来たと思います。

 

午前に53.065秒だったラップタイムはレッスン中車が重くなる二人乗り状態でも54.272秒を記録し、レッスン後の枠では51.971秒まで短縮。

 

少し、運転を前に進めることができたのではないかなと思います。

 

 

運転は「こう走らせたい」狙いを明確に持って行うとより楽しくなります。「コースイン前にテーマを決めて、そのテーマに沿って走らせる」という経験も、これからの遊び方の糧になっていれば嬉しいことです。

 

また遊びに来てください!


そしてこの日のラスト、6番手の受講はGR86で受講して下さったM様。

 

Mさんは今回が初受講。

自己評価では初心者~上級者を5段階に分けて一番下の「初心者」レベルです。

Mさんもまだまだ走り始めたばかりの入門ドライバー。

 

とても若い方で、ネットや雑誌に頼って情報を集めをして終わりにしてしまいがちな中、敢えてきちんとレッスンを受けようとする姿勢にこちらの背筋も伸びますね。

 

 

 

受講メモはこちらから(PDFリンク)

 

 

Mさんの運転は滑らかに走っているけれど、メリハリがないという状態でした。

 

ブレーキングは踏みが甘く、ライン取りも曖昧。

コーナリングも何となくステアリングを切ってるものの、

曲げているという感じは無くて曲がっているという感じでした。

 

 

 

 

 

この日は「エマージェンシーハザードが点くくらいにブレーキを強く踏む」ということから始め、朝の座学講習で触れた「荷重移動」を何となく実体験として体感して頂くことや、「コーナー進入でアウト側をきちんと使う」ということも同乗走行中にアジャストしていきました。

 

ほんの少しのことをきちんとやるだけで、車の動きや走りやすさが大きく変わるという体験ができたと思います。

 

サーキット走行に入門してすぐのレッスンですが、「自分は走り始めたばかりだから、まずは自力でやってみる」という考え方もありますが、「悪い癖がつかないうちに基本部分を教わっておく」も有効な考え方です。

 

 

ネット上の情報は、何が正しくて何が間違っているか、なかなか判断もつきにくいものです。

双方向でないやりとりは、もし誤解してしまったらそこで迷走してしまうリスクもある。 

 

始めたばかり、謙虚に何でも吸収したくなるタイミングで「きちんと答え合わせする」という行動には大きな価値がありますよね。

 

 

また一緒に練習しましょう!お待ちしています!



以上、マンツーマンレッスン「アドバンスド講習」を受講された方への

個別フィードバックでした。

質問・感想などがあればコメント欄に記入して頂ければ返信させていただきます。

 

 

今回のレッスンが車を操るという非日常体験に対して、

少しでも余韻が残るものになっていればとても嬉しいです。

  

 

次回のレッスンは1月7日のスパイシー走行会の予定です。

お待ちしています!ありがとうございました!!

 



コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    H@86 (火曜日, 13 12月 2022 22:41)

    アドバイスありがとうございます!
    じわりじわりですが挙動を感じられるようになってきました。86の良いなぁポイント、次回教えてください(^^)

  • #2

    SHIFT UP 村上 (水曜日, 14 12月 2022 06:59)

    コメントありがとうございます!

    「挙動を感じて操る」こそがスポーツドライビングの醍醐味ですから、とても良いことですね!

    また喋りましょう!