2/4のアドバンスド講習の個別レポートをお送りします。
マンツーマンの同乗レッスン"アドバンスド講習"は、受講生ひとりひとりに対して個別に講習メモ(SHIFT UPカルテ)を提供します。
この個別レポートで振り返りができたり、
次回走るときに再度思い出せたりするようになっています。
ご自身のカテゴリを遡って成長履歴を見るもよし、
次回の走行の作戦建てに使うも良しです。
どうぞお楽しみください!
今回の受講生さん(目次)
★新規
・NDロードスター / S様 (アドバンスドA)
・S660 / Y様(アドバンスドA)
・NDロードスター / S様 (アドバンスドA)
★リピート
・ZN6 86 / A様(アドバンスドA)過去レポート
・RX-8 / M様 (アドバンスドA) 過去レポート
・ZN6 86 / H様(アドバンスドA)過去レポート
AMのトップバッターはNDロードスターのS様。
Sさんは今回初のサーキット走行ということで、自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると入り口の「初心者」レベル。
始めてサーキットを走る瞬間に"道案内"をお任せいただけるのは講師としてとても光栄なことです!
Sさんはコースイン前のレッスンで「リヤが滑った時の対処」を知りたいと相談してくださいましたが、そこは"焦らなくても大丈夫ですから"と説明し、安全講習をさせていただきました。
初めてコースに入った時に最初に待っている関門は「上手に運転できるかどうか」よりもまず「周りをよく見て走る」「追いつかれたら安全に譲る」ということ。
まずは「コースに入って周りの車と混走してみて、無事に走り終えてピットに戻ってくる」が最重要ミッションです。
一日思い切り走って、順調に慣熟出来たと思います。
次回また受講して頂ける機会があれば、その時は待望の運転技術の話をしましょう!
またお待ちしています!
続いてS660のY様。
「最終セクターの走り方を確認したい」というテーマをご要望頂きました。
自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると
上から2番目の「中級者+」レベル。
"自分の運転の未熟なところが説明できる"というくらいのレベルの方です。
美浜の自己ベストタイムは48.5秒。
タイヤはA052、エンジンは最高出力80psという仕様です。
Yさんの走りを横で拝見すると、運転操作自体はこれと言って大きな問題点は見当たらず、「データロガー」での分析が欲しいと感じる内容でした。
ただBSEから最終までの区間は縁石にタイヤを乗せて車を跳ねさせていたため、それが車の挙動を乱してトラクションを失わせてしまっていました。
「縁石を使って走る」というのはその目的が大事で、
縁石まで目一杯使えていると"一見なんだか良い感じ"ではあるのですが、
こと背の高い縁石+跳ねてしまう脚の場合は挙動を乱しながら縁石に乗せるよりも、軽くタッチするくらいに留めて挙動を穏やかに保ち、
その分アクセルを踏んだ方が良かったりします。
何が一番いい走らせ方なのかは コースの細かな特徴や自分の車の特性によって変わってきますから、一歩引いて俯瞰して「これってロスかもしれないな」というところを探すと良いですね。
参考になっていれば幸いです。
今後もよろしくお願いします!
続いて86のAさん。今回で3回目の受講です。
Aさんは自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると
一番下の「初心者」レベル。
自己ベストは「56秒くらい」と申告頂いています。
今回からタイヤをミシュランプライマシーからミシュランパイロットスポーツ5に変更しています。
Aさんはこの日は「コーナリング」をテーマにレッスンを受けて頂きました。お伝えしたのは「フロントタイヤが地面を掴んでいる感触を感じる」ということと、「目線を遠くに向け続ける」ということ。
最終枠にはこの日のベストを一気に2秒以上更新する会心の1LAPが刻めたようで、私も自分のことのように嬉しく感じました!
ラップタイムで2秒も違えば、走りは一つ上の次元に手が届いたのではないかなと思います。
次の目標は「繰り返し、そのタイムで走れること」を掲げると良いでしょうね。
今回なんとか届いた53秒台を、いつでも出せるようにしていきましょう。
そのための武器としてパドルシフトの使い方を次回レクチャーさせて頂こうと思います。
「ギヤを自分で選んで走る」という楽しみは今やMT車だけのものではありません。
86のレスポンスの良いATは使いこなせると気持ち良いですよ!
また次回もレッスンへ遊びに来てください!
そしてこの日4番手の受講はRX-8で受講して下さったM様。
SHIFT UPのレッスン初となる「逆走枠」での実施となりました。
Mさんは前回開催の1月に続く2回目のご受講です。
自己評価では初心者~上級者を5段階に分けて下から2番目の「初心者+」レベルです。
ブレーキパッド以外はノーマルでタイヤはBS アドレナリンRE004。
自己ベストタイムは50.8秒です。
この日はレッスン前の1枠目で50.477秒と自己ベストを更新されていました。
Mさんは「コーナー立ち上がりの走り方」というテーマでレッスンを行いました。
逆走枠はコーナーの出口が広いレイアウトですから、このテーマとの相性も良かったと思います。
なお本題はコーナー立ち上がりでのアクセルとステアリングの連動だったのですが、レッスン中にコーナー中盤での舵角不足が見て取れたため「もう一切り」出来ることを体感して頂きました。
曲がるのを待つばかりではなくて、適切な操作を与えて積極的に曲げる。
積極的に曲げた結果、ステアリングは早く戻せてアクセルが踏める。
舵角は「切る量が常に少なければいい」というものでもないんですよね。
むしろ、(過剰でない範囲において)きちんと切ってあげることで舵をあてている時間を短くすることができ、それが速さに繋がっていきます。
ちなみに路面コンディションがドライかウェットかでステアリングが反応してくれる限界も変わってきます。
「どこまで切って良いのか」を舵角決め打ちではなくて、リアルタイムにステアリングの手応えと相談できるとさらに良いですね。
手応えをきちんとキャッチするには適度な脱力もコツですから、意識して力を抜いてみて下さい。
それではまたよろしくお願いします!
続いてはNDロードスターで受講して下さったS様。
「SHIFT UPのレッスンを受けてみたくて」と大変嬉しいお言葉も頂きました。
Sさんは自己評価では初心者~上級者を5段階に分けて真ん中の「中級者」レベルです。
サーキット走行は15年ほどの経験をお持ちで、1年に4~5回ほど走行されているとか。
Sさんはテーマ"おまかせ"でしたので、コースイン前に少し問診させていただいた上で、トータルチェックをさせて頂きました。
Sさんに対して抽出できた課題で着目すべきは「突っ込み過ぎた瞬間のリカバリー」でした。
Sさんの運転は「突っ込み過ぎたらステアリングを焦って切り込んで合わせようとする、その結果フロントをズルズルと逃がしてしまう」という弱点がありました。
そんなSさんにアドバイスさせて頂いたのは「クリッピングポイントに無理につこうとせずに、旋回の作法を優先しましょう」でした。
「旋回姿勢の作法」とは、前荷重を作り、ブレーキを適切にリリースしながら、フロントタイヤに地面を掴ませて曲げるという一連の手順のことです。
突っ込み過ぎた時点でクリップに付くことは不可能です。
「ミスした時だけ車がいつもより曲がってくれる」なんてことは起こりませんからね。(笑)
"作法"が崩れてしまうとクリップにもつけない、車の向きも上手く変わらないで実は2つのミスを同時に起こすことになるんです。
向きが変わらないため、その先のライン取りも崩れて・・・でトータルのロスも膨れ上がりそうですよね。
仮に突っ込み過ぎたとして、曲げるという操作だけでもいつも通りに行えたら、「少しラインはズレたけど、車はきちんと曲がっている」という走りになり、1つのミスで済みます。
このようにリカバリーの考え方を持っておくとアベレージが上がりますという内容でした。
これで今までよりもさらに精度よく走れると良いですね。
ご受講ありがとうございました!
ラストは86のHさんです。
(実は話に夢中で写真を撮り忘れてしまい、過去の写真です。スミマセン・・・。)
Hさんは繰り返し繰り返しリピート受講してくださっており、今回で9回目。
自己評価では初心者~上級者を5段階に分けると
真ん中の「中級者」。
前回までは下から2番目の「初心者+」レベルと申告されていましたが、
「自信がついてきた」ということでしょうね。
過信してしまうといけませんが、Hさんほど熱心に走り込んでいる人であれば自信がついてくるのは良いことだと私は思います。
今回はタイヤを純正サイズのミシュランPS4から、245/40R17のハンコックR-S4に変えての走行です。
コースイン前の導入では「グリップレベルが変わって、"乗れていない"と感じる」 と仰っていましたので同乗で確認してみると特に目立つような粗はなく、確かに少し走りにくそうではありますが・・・。
ちょっと分析も感覚の中では難しかったため、データロガーに頼ろうということで、ご自身で計測されていたデジスパイス4のデータを一緒に分析してみることにしました。
同乗で拝見した実際の運転の様子と、データが語っているものを総合的に考えてHさんの86の特性とR-S4の特性の相性が悪いということが見えてきました。
R-S4の特性とは「発熱の遅さ」と「断面形状」からくるグリップの変化。
冬季は特に発熱が遅いタイヤは期待した性能が出た頃には他がタレているとなりがちなんですよね。
また、PS4が姿勢変化に対してグリップの変化が小さい断面形状をしているのに対し、R-S4はスイートスポットが狭くて「ある瞬間はとてもグリップしているように感じるが、別のある瞬間はそれほどグリップが得られていない」ということが起こっているようで、それがロガーのデータに出ていました。
そうと分かれば「どのように走るか」「どのように合わせるか」を一考ですね。
また次回も是非、レッスンをご利用ください!
以上、マンツーマンレッスン「アドバンスド講習」を受講された方への
個別フィードバックでした。
質問・感想などがあればコメント欄に記入して頂ければ返信させていただきます。
個人でデジスパイス3or4のデータを取っている受講生さんがお見えでしたら、データをメール等で送って頂ければ私のPCにも保管(蓄積)しておきますので以下のアドレスまで送付ください。(任意です)
また、Twitterのアカウントをお持ちの受講生さんがお見えでしたら、アドバンスド講習受講者限定のサークルに招待しますので、公式アカウント(@SFTUPofficial)へDM(ダイレクトメッセージ)で氏名を送ってください。
#ただ限定のツイートが閲覧できるようになるだけです。
#面倒ごとは何もないのでおすすめです。
#これは2/4の受講に限らず過去の受講を遡って申請頂いてもOKです。
#ただし「座学のみ受講したことがある」は対象外です
今回のレッスンが車を運転して遊ぶというテーマに対し、少しでも味わいの増す体験になっていればとても嬉しいです。
次回のレッスンは3月4日(土)のスパイシー走行会の予定です。
その先の4月については開催/お休みを検討中、5月はレッスンお休みの予定です。
またアナウンスさせて頂きますね。
それではまた次回もお待ちしています!ありがとうございました!!

コメントをお書きください