SHIFT UPのマンツーマンレッスンはずっと「スパイシー走行会」との共催のみで実施してきましたが、
昨日(6月25日)に、美浜サーキット フリー走行枠を使って新しいレッスン方式をトライしてきました。
結論、これがすごく良かったので
今後正式に提供していく方向でコンテンツ設計してみようかと思っています。
トライのお客様はスパイシー走行会主催のOさん。
走行会主催はSHIFT UPのレッスンからは近くて遠い場所で、
走行会中はなかなか自由時間が無く、
「受けたい」と言って頂いていたのですがここまでチャンスなしでした。
それが今年の6、7月はスパイシー走行会は休会ということで、
「今月なら個別でやれますよ」と声かけさせていただきました。
Oさんは僕に「SHIFT UP」を立ち上げるきっかけを与えて下さった方なので、純粋に恩返しというのもあったのですが、
それ以外にもちょっと目論見があって、、、
その目論見が表題の「新しいレッスン提供方法のトライ」です。
「新しいレッスン方法」は言い換えると
「スパイシー走行会」とは切り離した単独開催のレッスンです。
このブログではOさんのレッスンの話と、
コンテンツトライの背景と今後に向けての話の2本を記載しますね。
まずはOさんのレッスンの話。
SHIFT UPカルテはこちら。
Oさんの運転は一言で言うと「リズム感の無い運転」でした。
それはコースインして最初の1コーナーでのステアリング操作ですでに感じ取れました。
タイヤからのインフォメーションを受け取らず、
ステアリングを何となく切り、何となく戻していました。
だからブレーキングのタイミングも「何となく」で行い、
アクセルも「何となく」開ける。
リズムが悪いので操作もばらつき、
結果何が正解で何が不正解かが分からない状態になってしまっていました。
リズムの悪さの原因が手数の多すぎるステアリング操作にあることは最初の数ラップで見抜けたため、
スパイシー走行会よりも8分長い20分の走行枠を使って少しずつ矯正。
一緒に直し方を探っていきました。
スパイシー走行会は時間が限られた中でレッスンを行うので、
・コースイン前に導入での10分レッスン
・走行1枠の同乗(12分)
・走行後の10分フィードバック
でトータルで約30分のレッスン。
美浜サーキットのフリー走行は20分枠で、
前後にレッスンもないので
・コースイン前に導入での10分レッスン
・走行1枠の同乗(20分)
・走行後に20分程度フィードバック
でトータル50分程度。
よりきちんとコース上で試行錯誤を繰り返し、
その後自分のタイミングで再度コースに出て練習が行えます。
そして走っては振り返り、また走っては振り返り。
スパイシー走行会の中で行うレッスンもみっちりと濃厚ですが、
フリー枠で同じことをやるとさらに濃厚なレッスンが出来ました。
結果、わずか3枠の走行でこんなにもくっきりと成果が出ました。
ラップタイムはレッスン前に対して約2秒短縮。
レッスン時は二人乗車ですから一人乗車状態で比べても1秒以上短縮しています。
GPSロガーのデータ上でもその差は明らかですね。
Oさんからは「人が車に夢中になる理由を思い出した感じ」と喜びの声。
ラップタイムの短縮以上に、ドライビングへの充実感に変化が起こったようです。
Oさんはスポーツ走行の経験年数としてはもう大ベテランの域にあるのですが、
それゆえに基本を見失っていることや、
自分では課題とも思っていなかったこと等がご自身の中に眠っていたようです。
まずは以上がOさんのレッスンの振り返りです。
トライしてみた僕の目線での感想としては、
こういうレッスンができるならフリー走行でのレッスンは「スパイシー走行会の延長、定員超過の穴埋め」以上の価値があると感じました。
スパイシー走行会の中で区切られたタイムスケジュールの中でピリッとレッスンするのも良いのですが、
フリー走行の中で時間の制約から少しだけ遠ざかって行うレッスンは反省、考察する時間にゆとりがあり、
再コースインまでの時間も短く1枠が長いこととの相乗効果で、
よりレッスン効果が高いと分かりました。
ここからはコンテンツトライの背景と今後に向けての話。
僕は「自動車エンジニア」としての経験、感性と、
「試験車の運転資格講習」で身に付けた丁寧で基本に忠実なドライビングを価値の源にしてモータースポーツ教室をしているのですが、
"競技へ出場して入賞する"などの一般に分かりやすい「実績」はありませんでした。
#今後もその実績を作りに行く予定はありません。
つまるところ、立ち上げ時には「実績ゼロ」(≒ 期待ゼロ)だったSHIFT UP。
スパイシー走行会の力を借りて集客するヤドカリとイソギンチャク作戦を取っていたんですよね。
そんなSHIFT UPですが、お陰様で少しずつ実績が積み上がり、
最近はリピーターさんにも支えられて満員御礼に近い状態が維持できています。
そこにここ数か月でTwitterでのワンポイントメソッドが
ドライビングを趣味とする方々に少しずつ受け入れられており、
そろそろ、「受けたくても受けられないレッスン」になるかも?と思っています。
そうなってくると、ここまでレッスンを育てて下さった既存の受講生、
特にリピート受講して下さっている方やこれからリピートして下さる予定の方との「継続的にレッスンを提供します」という約束が果たせなくなる可能性があり、
そろそろ拡張の構想が必要だろうと考えたんです。
正直、1年でここまでSHIFT UPが成長するとは思っていなかったのですが、
いろんな方とのご縁、ご支持があって良い流れが出来ています。
僕は自動車エンジニアとして、自動車はこんなに楽しい道具なんだ、
こういう風に楽しむともっと味わい深いんだということを正しく伝えたいという思いがあってSHIFT UPをやっています。
折角流れがあるなら、これが偶然の好機だとしても失速させてはいけない。
スパイシー走行会での実施はそのままに、追加で行うことを考えて、
「主に常連さんまたはSHIFT UPのレッスンを名指しで受けたい方へダイレクト提供する手段」が良いだろうということで、
フリー走行で個別開催する方法を考え始めました。
今回トライしてみて、どんな感じなのかが分かったので、
これから価格や細かい仕組みを考えて、提供に向けて構想を進めていこうと思います。
ちなみに、以下は立ち上げ初期にお客様から頂いたコメントです。
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恐らく今後はSHIFTUPのアドバンスド講習は受けにくくなると推測します。
(今回は立ち上げ時期でもあり簡単に依頼できましたが、お支払額に対してアウトプットは明らかにオーバークオリティであり評判広がれば、同乗回数は限られるのでかなりの競争倍率になるかと)
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自分でも想像しなかったくらいに成長を遂げているSHIFT UPですが、
今振り返ると「この賛辞を空振りさせるわけにはいかない」という気持ちが自分の中にあったから、今のSHIFT UPがあるのかもしれません。
引き続き、驕らず丁寧にやっていこうと思います!
今日は以上です。

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