今日はSHIFT UPとして推奨する「美浜サーキット」のライン取りについて
投稿します。
まずは「推奨」の位置づけをお話しします。
一言にライン取りといってもその狙いは様々です。
例えば
「ラップタイムが最も短くなるライン取り」
「タイヤの消耗が最も少ないライン取り」
「最も走行距離が短くなるライン取り」
などなど。
SHIFT UPが推奨するライン取りはどういうものかというと、
「基礎的な運転スキルの上達を狙うライン取り」です。
「この走行ラインをマスターすればラップタイムが一番詰まる!」
というものではありません。
なぜなら、SHIFT UPのレッスンはラップタイムの短縮を目的としたものではなく、純粋にドラテクを磨こうというもの。
だから"美浜サーキットスペシャル走行セオリー"でラップタイムを削り取りましょう!
というのは基本的には勧めません。まずは基礎をきちんと身に付ける。
基礎がきちんと身に付き、ラインを自在に操れるようになった後で
自分が思う最適な走行ラインを走ってもらえばいい。
そんな順序だと思っています。
SHIFT UPの推奨ラインは「ドラテクを磨く」ためのものです。
ではあまり勿体ぶっても仕方ないので、
早速推奨ラインを載せます!
※コース図は美浜サーキットさん公式HPより。
印刷用にPDFもアップしておきます。
これが推奨ライン(2022年版)です。
#去年レッスンで教えていた走行ラインから一部アップデートされています
この推奨ラインなのですが、使い方が重要なのでその説明を行います。
重要な使い方とは、
「このライン取りを徹底すること」です。
上達したいと考える皆さんに伝えたい大切なことは、
・ある走行ラインを狙ったときにその通りにきちんと走り切ることが出来るかどうか。
ということ。
お試しで数周このラインを走ってみて、
自分の車に合うか合わないかとか、タイムが詰まるか詰まらないかとか、
そういう話ではありません。
きちんと走り切るとは、例えばこういうことです。
アウトインアウト・・・
(1)アウト側一杯まで使い切ってアプローチしているか
コース幅を余らせていないか
(2)コーナー頂点ではきちんとつけているか
アンダーステアで膨らんでいないか、
突っ込み過ぎてオーバーラン気味でないか
(3)立ち上がりでアウト側一杯まで使い切っているか
アクセルを正しく踏み切れているか
この一つのコーナーの3つのポイントでも、
意外ときちんと出来ていなかったり、出来ているつもりになっていたりするものです。
推奨ラインをきちんと走り切るという明確な狙いを持つ(逆に言えばライン取りに関する迷いを断つ)ことで、
自分の運転の精度と純粋に向き合ってほしい。
そうすると、闇雲に走り込むよりも練習していてもハリがあって、
上手く行っても上手く行かなくても面白いんです。
「僕の車、このラインだとギヤ比が合わなくて走りにくいんです」
とか
「このコーナーは奥まで突っ込んでV字のラインで走ったほうが速いんです」
とか、そういうのはあるかもしれません。
しかし、その前に
「自分の運転はそういうテクニックを採り入れるだけのレベルに到達しているか?」
こんな自問自答を行うのは結構スポーツドライビングの醍醐味だと、僕は思います。
#良い意味で自分に厳しく
ラインの最適化も、攻め方の別パターンもやれば良いです。
(むしろ、それはそれでとても面白いです)
しかし、最適なラインを攻めるには相応の技量がまずは必要なんです。
耳が痛い話かもしれませんが、
同じラインを走っているつもりなのに、ラップタイムがコンマ何秒もばらつくのであれば、
走行ラインをAパターン、Bパターン、・・・と変えて試行錯誤してもそれが正解なのか不正解なのかは永遠に分かりません。
また、ある走らせ方を狙って走った時、今自分が上手に狙い通り走れたのか、何かミスをしたのかを正確に判定できないと、これも試行錯誤の答えが分かりません。
あれこれ試す前に、ドライビングの精度、再現性を高めることが先なんです。
そのための"ツール"として使ってほしいのが推奨ラインというわけです。
推奨ラインの意味、意義が伝わりましたでしょうか?
ちなみに、推奨ラインをきちんと攻め切ると、
大抵の初心者はラップタイムが結果的に詰まります。
大切なのはラップタイムじゃない!
ラップタイム短縮のための走行ラインじゃない!
っていう話は何だったんだ!?と混乱させるかもしれませんが、
"結果的に"速くなることが多いです。(笑)
というのも、この推奨ラインは「ラップタイムスペシャル」ではないものの、
美浜サーキットのコースレイアウトを効率良く走るというセオリーからは外していないんです。
ラップタイムを100%度外視しているわけではない。
だからきちんと攻め切る、、
すなわち、この走行ライン上でブレーキ操作、ステアリング操作、アクセル操作の一つ一つを正しく学んで磨く
ということをしていけば、結果論としてのラップタイム短縮はあるんです。
SHIFT UPとしてはそういう面白さを味わって欲しいので、
これは良い!と思ったらスパイシー走行会で実施している
有料のマンツーマンレッスンを受けてみてください。
ここで書いている世界観を実際に体験して頂けます。
僕のレッスンは"押しつけ型"ではなく"引き出し型"ですから、
元々の上達意欲が高い人ほど、満足感も得られる成果レベルも高いと思います。
#そういう人を待っています。
次回のレッスンは3/5の予定です。お待ちしています!
(走行会は現在満員でキャンセル待ちの状態です。)

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