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夏場に走るときの注意点

(最初に1分くらいの宣伝ムービーを貼らせてください。)


次回のアドバンスド講習は8/13の予定です。

スパイシー走行会に参加される方の中で、

特に「上手くなりたい!」という上達意欲に溢れる方のご参加を心よりお待ちしています!

 

ではこれより本題です。


前回のブログで「夏にきちんと走る効果」と言う話を書きました。

夏場の走行における「暑さ対策」をお伝えします。

 

 

夏場の走行で気にすべきことは

・ドライバーの体調(熱中症・脱水症状etc) 

・車の過熱状態

 

と、大きく分けてこの2つです。

 

 

まずドライバーの体調から。

 

運転する時は「ドライバーの体調が万全であること」というのは、

一般道における普通の運転でも普通の話ですが、

スポーツ走行を行う時も同じです。

 

状況に応じた正確な認知・判断・操作ができるかどうかが安全に関わるからです。

 

 

 

夏場のスポーツ走行は暑さによって体調を崩しやすいです。

 

・まずパドックが暑い

・車に乗れば車内が暑い

・車から降りても暑い

 

と、常時暑いからです。

 

ここに対する対策は「車から降りたら日陰に入る」「クーラーの効いた部屋があればそこに入る」「水分・塩分補給」です。

 

 

美浜サーキットであれば、コントロールタワー、管理棟(走行会オフィシャル部屋の横)と、ミーティングルームにエアコンが入ります。

 

コントロールタワーや管理棟は狭いですし、

基本的に美浜サーキットのスタッフさんや、走行会のスタッフが常駐する部屋ですからあまりずっと入り浸ることはできません。

 

よってオススメはミーティングルーム。

「走り終えたら飲み物を持ってミーティングルームに行く」

みたいな感じで過ごすと良いですよ。

 

団扇や、手持ちの扇風機などがあると快適ですね。

 

 

水分については、カフェインが入っていないものを摂りましょう。

スポーツドリンクが無難です。塩分は薬局などに売っている塩分チャージタブレットなんかで摂ると良いかもしれません。

お茶であれば麦茶、ルイボスティーなどが良いですよ。

ウーロン茶、ほうじ茶、紅茶はカフェインが入ってます。

 

「お茶 カフェイン」で検索すると詳しく出てきます。

 

 

 


車に乗っているときは?と言うとここはおすすめしたい方法があります。

それは「エアコンをONにする」です。

 

 

スポーツ走行をする人は、「エアコンが壊れる」とか「パワーが落ちる」と気にしてエアコンを使用しない人が一定数居ることは知っています。

 

しかし、体調を管理するために、使えるものは適切に使うことを僕はおすすめします。

 

 

「適切に」とは具体的にどういうことかというと、

「アタックしていないとき」はエアコンをONにする

です。

 

クーリング走行中や、コースイン直前など、冷やせるときにきちんと冷やす

そしてアタックに入るときにはエアコンをOFFにする。

 

これだけで、車内温度は全く違います。

「スイッチのON/OFFを忘れてしまう」というのはありがちですが、

ここは逆に考えてルーティン化してしまうと良いと思います。

 

車内の環境と言うのは集中力に繋がります。

人によってはこれでアベレージが上がる可能性すらあります。

 

 

性格上合う・合わない・車のエアコンが操作しづらいなどあるかもしれませんが、一度試して頂くと良いと思います。

(エアコンレス仕様のクルマの方は、車に乗る前と降りた後の体調管理をしっかりと行いましょう。)

 

 

 

体調が崩れると、走行がどうのこうの以前に一日台無しになりますから、

真剣に管理すべきです。

 

 

「あ、ちょっと気持ち悪いかも・・・」と感じたら手遅れだ!くらいに考えて、先手先手で体調を整えましょう。

 

 

お次は「車の過熱状態」について。

 

暑い時に高負荷走行すると、何か車に負担をかけそうだなというのは

みなさん想像出来るでしょうか? 

 

人間の体温と同じで、クルマにも適温があります。

 

例えばエンジン水温・油温やトランスミッションの油温であれば、

80℃~90℃くらいが大体適温です。

 

エンジン水温なら100℃を超えると高温、油温ならば110℃・120℃あたりが高温で、これを超えてくると一度冷ました方が良い状態です。

 

 

エンジンの水温や油温は後付けでセンサーとメータをつけたり、

クルマによってはOBD端子とスマートフォンのアプリでモニタできるなんていうお手軽な方法もありますので「見えるようにする」ことが有効。

 

トランスミッションの油温はセンサをつけないと見れないことが多いようですが、

基本的にエンジンの油温のほうが早く上がっていきますのでエンジン油温をモニタしておけばまずまず大丈夫です。

(エンジン側にオイルクーラーをつけている場合はトランスミッション油温が先に上がっていくかもしれませんので、ある意味要注意です)

 

 

僕はエンジンの油温、水温のみモニタしています。

(HKSのOB-LINKというものを使用しています。同等のツールなら何でも良いと思います。)

 

 

ちなみに水温・油温はエンジンやミッションの耐久性に大きく影響する要素です。甘く見てはいけません。

車を守るために確実に管理しましょう。

 


また、温度表示がないですがブレーキにも適温がありますね。

 

適温を超えて過熱状態になるにつれて効きが悪くなり、

ある限界を超えると急激に効きが悪くなる傾向を持っています。

フェード現象やベーパーロック現象と言われていますね。

 

 

フェードに関しては兆候をとらえてペースを落とすという方法で避けることが必要です。

パッドがサーキット走行に対応したものであっても、フェードする時はフェードします。

(逆に言えばノーマルパッドだと限界は非常に低いため、安全のためにサーキット対応できるパッドを選ぶことは予防安全として非常に有効です。)

 

 

ベーパーロックに関してはブレーキタッチが曖昧になってくるので分かるという人も居ますが、僕ははっきり言って分からない(ということは、一定数、鈍感な人が居ると思う)のでフルードにDOT4以上の物を使用し、1年に1~2回交換することで「ほぼ発生しない」ようにしておくことが有効です。

 

 

その他、ブレーキに関してはキャリパーのピーク温度を可視化するシールが売っていたりしますが、僕はあれは使っていません。

走っている最中に見えるわけではなく、基本は「ブレーキの状況を想像しながら走る」に尽きるからです。

 

 

(耐久レースに出たりする場合(全開での連続周回をする場合)は、データ取りとして有効なので使うと良いと思います。)

あとはタイヤです。

 

タイヤも温度管理をしないといけません。

ここもブレーキと同じく温度が出ませんが、

ブレーキと違って急に食わなくなるというわけではなく・・・

 

気づいたらボロボロになっている。

 

と言うことが起こります。

 

「タイヤがタレる」という表現を聞いたことがあるのではないかと思いますが、

タイヤも表面が過熱状態になるとグリップが落ち、

トレッド面が破損してしまうのです。

 

 

 

装着しているタイヤが数回の走行でボロボロになってしまうと結構嫌になりますから、タイヤを労わって走るという意識が必要です。

 

「具体的にこうせよ」という提案が付帯せずゴメンナサイですが、

ここは僕が技術的に詳しくないため、語れるのは経験のみ。

 

経験で語ると、50分の走行枠は意識してクーリングしないとタイヤはすぐボロボロになります。

10分くらいであれば、普通にクーリングを挟む程度でタイヤは持ちました。

(※銘柄によるかもしれません)

 

 

特にネガティブキャンバ・トーアウトなどにしていると負荷が集中しやすく、

 

タレやすい傾向だという話も聞いたことがあります。

 

どなたか詳しい方、教えて下さい。(苦笑)

 


いかがでしょうか?

上記に挙げた部分以外にも過熱はありますが、

まずはこの辺を気にしておけば大丈夫であることが大半です。

 

最低限のケアで済むように、冷却水や油脂類は定期的に交換するということは必須ですのでそこも抜かりなく行きましょう。

 

最後に冷却水やブレーキフルードを換えたのはいつですか?

エンジンオイルやミッションオイルはどうですか?

時期が来ていればそろそろ交換しましょう。壊してしまってからでは遅いですよ。

 

 

 

暑い時期に走るというのは、気を遣うことが結構あります。

しかし、それに見合う効能もありますので適切なケアをしながら走ることをおすすめします。